感謝と物の交換・・3⃣

前回のおはなしで感謝と行動のお話がありました。

行動した結果、周りに影響を与えたり。

欲しかったものが手に入ったりと

これまで、当たり前にしていた行動が全部感謝につながっています。

では、ここで感謝を伝える為にどのようなことが行われているのか考えてみましょう

昔々、ある村のお話。

一人の明るくて元気な少女がいました。

その少女は漁師の父を持ち、母は病弱でした。

その少女は、ある日、母が食べたいと望んだ果物を探しに行き、立派なリンゴの木を見つけ。おばさんにリンゴがほしいとお願いし、感謝の印に自分の持っているお魚を渡しました。そして、母が望んでいたリンゴが手に入れることが出来ました。

そして、無意識で少女がしていた感謝の印で何かを渡すという行動は

欲しい物と自分の持っている物を交換できることに気づいた人もいましたが定着するには、少し時間がかかるようでした。

村の人『りんごもらえますか』

りんごのおばさん『何個ほしいの?』

村の人『1個です』

りんごのおばさん『わかったわ』

村の人『ありがとう。』

少女『おばさん、リンゴください』

りんごのおばさん『あら、あの時の子じゃないの・・いいわよ。』

少女『今日もお礼にお魚もらってください』

おばさん『ありがとう。いつも悪いわね』

村長『りんごもらえるか?』

りんごのおばさん『村長、いつもありがとうございます。どうぞ。』

村長『だいぶ、りんごが無くなってきたな』

おばさんは悩んでいました。

りんごのおばさん『そうですねー。皆さんりんごが欲しいと仰るのはいいのですが・・

上げてばかりなのも無くなって困っていまして・・

あの少女に上げてから、それを見ていた人がりんごもらえると噂で広がって、もらえるのが当たり前になってきていて・・たまに、少女みたいにお礼をくれたりする方もいるのですが・・・』

村長『そうか・・それは困ったな・・無くなっては、わしが困る』

りんごのおばさん『どうしたらいいのでしょうか・・欲しいと望んでくださる方には上げたいとも思うのですが・・』

村長『ん~そうだな。お礼をくれる人だけに上げるとかにするか?』

おばさん『そうですね・・それは、なかなか言いづらいような・・』

村長『では、物と物を交換するとかはどうだ?』

りんごのおばさん『それはいいですね。やってみましょう』

こうして、物と物を交換する行動はたちまち広がっていき・・

あちらこちらで交換する人がでてきて

たくさんの人が集う市場ができていきました。

りんごのおばさん『お野菜とりんご3個交換していただけますか』

おじさん『いいよ。きゅうり3個な』

おばさん『お野菜とみかん1個交換してください』

おじさん『いいよ。きゅうり1個』

少年『お魚とおにぎり2個交換してください』

りんごのおばさん『少女にもらった魚だけど・・いいでしょう』

この、物と物を交換するという行動は、食べものだけでなく着物だったり、お米だったり色々な物と交換ができるようになりました。

物々交換が盛んになった今、また次の問題が出てきました。

りんごのおばさん『村長おはようございます。』

村長『おはよう、最近のりんごの出来はどうだ?』

りんごのおばさん『りんごは、お陰様で豊作でたくさんの人が他のものと交換していただけるようになりました。ありがとうございます。』

村長『そうか、それはよかった。また、困ったことがあれば相談してくれ』 

りんごのおばさん『そうですね・・それが、実は少し困ったことがありまして・・・』

村長『どうした?』

りんごのおばさん『たくさんの人が色々なものと交換してくださるのは嬉しいのですが・・その交換していただいたものが、家具や生もので傷んだものと交換される方もいまして・・家具は重いし場所がなかったら困ってしまったり、生ものは腐ってしまったりで交換するにも、交換が難しく・・どうしたものかと考えています。』

村長『なるほどな・・確かにそうだな・・あまり困るものと交換するのもな・・ほしいものだったらいいが・・難しい問題だな』

りんごのおばさん『そうですね・・なにかいい方法はないでしょうか・・』

と村長とおばさんが悩んでいました。

そこで・・少女が来ました。

少女『おばさん・・リンゴください』

りんごのおばさん『あら・・いつもの・・』

少女『じつは・・今日は交換の魚がなくて・・私が大事にしている綺麗な石と交換してもらえますか?』

りんごのおばさん『あら・・そうね・・どうしようかしら・・』

村長『あ、そうだ・・』

りんごのおばさん『どうしました村長』

村長『石や紙切れを共通で物と交換していくのはどうだ』

りんごのおばさん『なるほど・・いい考えですね。そうしましょう』

りんごのおばさん『少女のおかげですね・・はい、今日はこの石とりんご交換ね』

少女『おばさん、ありがとう』

こうして、重いものや大きいものを交換するにはどうすればいいのか・・

貴重な物や手に入りにくいものは1個ずつどうしの交換じゃ物足りなさを感じてしまう・・

などの問題を

代わりになるものとして、出てきたものが子供でも持てる重さで誰でも持つことができる紙切れでした。

現代でいうお札となります。

そこから、紙切れと交換することで、欲しいものが手に入る時代になっていったのです。

本来のお金は感謝の対価という意味がわかっていただけましたでしょうか?

行動をすることで誰かの為になり

感謝の対価にお金が発生しています。

お金は感謝の印で、人からの『ありがとう』を集めるとお金に代わるのです。